山上 一郎
KITORI
〒190-0022
東京都立川市錦町5-15-26
TEL 042-527-2601
FAX 042-527-2602
mobile 090-7903-5397
http://www.kitori.jp/
kagu@kitori.jp
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先日、開かれた浜田工房サマースクールに参加された
“木のもの” 楽木屋 の南部和幸さんによるレポートです。
以下レポート。
8月8日・9日、浜田工房でのサマースクールに参加しました。
今回の内容は、ウレタンの吹き付け塗装、Fクランプの製作、自在スコヤの製作です。
『ウレタンの吹き付け塗装』
スプレーガン、コンプレッサーなどの説明後、配合についての説明を受ける。
未経験者にも解り易いように、丁寧に説明して頂きました。
配合は、塗料メーカーが指定している配合比で混ぜ、季節や天候、温度・湿度によってシンナーを足すなどして調整し、スプレーガンを使用するのに適した状態(思っていたより、かなり緩めでした。)にする。
(塗料が平均的に混ざるように、攪拌棒を使い、よくかき混ぜる。かき混ぜながら、最適な状態を攪拌棒から感じ取る。)

スプレーガンによる吹き付けは、塗料の噴出す量や幅を調節し、吹き付けに適した距離、ガンを動かすスピードなどを考えて作業しないといけないのですが、やってみると、なかなか上手く出来ないもんです。
自分の不器用さに気付きました。
『Fクランプの製作』
材料は、平鋼、長ネジ、高ナット、ヤスリの柄、木片など、近所のホームセンターで売っているものばかりです。
平鋼の切断にはバンドソーを使用。
バンドソーと言っても普段使っているものとは違い、基本的な構造はバンドソーなんですが、使い方は卓上丸ノコに似ています。
セットした平鋼をバンドソー本体の重みで切断(幅方向)するので、「ブレードが歪むのでは・・・・・・」と心配しましたが、歪むことなく見事真っ直ぐに切れました。
本体に対しブレードに角度がついていたので、ホイールに何か秘密があるようです。
ヤスリの柄と長ネジの、長さ方向への穴あけ加工には旋盤を使用。
この方法だと、丸い加工物でもしっかりと固定できるので、安心して上手く穴あけが出来ます。
切断した平鋼を溶接する。
初めての溶接・・・・・・緊張しました。
何度やってもスパークした瞬間に驚いてしまい、なかなか思う様に動かせず、しかも見る見るうちに溶接棒が短くなってしまうので、適当な距離を保つのが難しかったです。
そんな状態なので山盛りになってしまったり、ちゃんとのっていなかったりとキレイには出来ていませんが、どうにか強度的には問題なく出来ました。

〈注意〉
溶接の光は直接見ると目にかなりのダメージがあるそうで(太陽を直視するようなものです)、遠くからでも見てはいけないそうです。このことを周りの人に(特に子供たちには)教えてあげましょう。
山盛りになった部分をグラインダーで削り、その部分にサビ止めを塗り、組み立ててFクランプが完成しました。
開き巾900mm、フトコロは100mmあります。
クランプはいくつあっても困らないので、この方法でいろんなサイズのクランプを作ると良いと思います。
(溶接機買わな・・・・・・)
『自在スコヤの製作』
材料は真鍮平棒(巾15mm)、真鍮丸棒(固定用6mm、ツマミ用12mm)、ステンネジ。
これも簡単に手に入るものばかりです。
真鍮の切断には、バンドソーを使用。
切断した平棒3枚を合わせ、穴を2箇所開けて6mmの丸棒で固定し、予め面取りしておいた部分にハンダを流し込み貼り合わせる。
「ハンダ付け」と聞いていたのでハンダゴテを使うのかと思っていたら・・・・・・
ガストーチを使って真鍮を熱し、ハンダをつければ溶けて簡単に流れ込んでいくんですね。
形を整えて本体部分が完成。
続いて、ツマミ部分の加工です。
ツマミ部分の加工にはPROXXONのマイクロレースを使用。
段欠き〜タップ切り〜外周加工をする。
この後のローレット加工には1/100mmの精度が必要ということで、指定された直径になるように慎重に外周加工。
ここまでは上手く出来た・・・・・・かな?

いよいよローレット加工。
ツマミについている滑り止めのギザギザの加工です。
初めて聞く言葉でしたが、探してみると普段使っているものの中にもありました。
加工はマイクロレースに専用のホルダーをセットすれば簡単に出来てしまいます。
だから初めてでもキレイな網目をつけることが出来るハズなんですが・・・・・・
1/100mmの精度が必要な加工、前の段階で微妙に狂っていたようで、一回転毎に少しずつズレていき、網目が細かくなってしまいました。でも、滑り止めとしてはちゃんと機能します。
ちなみに、参加者6名中、成功したのは1人だけだったそうです。
成功はしませんでしたが、ローレット加工を終え、自在スコヤが完成。

自在スコヤも違うサイズでいくつかあれば良いと思いますので、作ってみたいと思います。
ローレット加工は出来ないので、何か他のもので代用してみます。
『その他』
作業の合間、ジョイ伊吹での入浴、浜田先生のお宅での食事会・宿泊など、皆さんとの交流する時間もたくさんあり、いろいろなお話を聞くことが出来ました。
皆さんとの交流も、サマースクールに参加する楽しみの一つです。
お食事の準備、楽しい会話など、浜田先生の奥様には、いつもお世話になっております。
本当にありがとうございます。
今回は、金属加工中心で、初めての作業がたくさんありましたが、浜田先生が一つ一つ丁寧に説明して頂けたので、安心して安全に、そしてスムーズに作業することが出来ました。
今回勉強したことは、他のいろいろなことに応用できそうなので、今後の作業の幅が広がり、新しい可能性が見えてきました。
これで、また一歩前に進めました。
浜田先生、今回もたくさんのことを教えて頂き、ありがとうございました。
また、新しいことに挑戦させてください。
これからも、面白い企画を楽しみにしていますので、よろしくお願い致します。
以上、南部さんのレポート。
Furniture connection Vol.1
「機能する椅子、道具としての家具」
本来、道具には目的があります。それに要求される機能とデザイン、双方のバランスが取れたとき、はじめて魅力的な愛用品にかわるものです。
良い道具とは、何世代にも渡って受け継がれるもの。
この度、Furniture connection Vol.1として企画いたします、「機能する椅子、道具としての家具」は、5組のファニチャーメーカーの仕事と姿勢を、それが置かれる状況と目的、その為の機能と設計を軸に、「家具、原寸図、パネル」の3部構成でご観覧いただけます。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
・会 期/2009年10月11日(日)、12日(祝)
・時 間/11日 14時〜19時、12日 11時〜19時
・会 場/大阪市中央公会堂(国指定重要文化財)B1展示室(約30坪)
・入場無料
・主催/ Furniture connection
今回が1回目であります、Furniture connection企画/展覧会。 「良い道具、家具」とは何かを、制作者が主体的に提案し、観覧者とともに考え、モノ作りの本質的側面で、共有することを目指すものです。展覧会の趣旨により、会場での即売は行いません。
・出展者(敬称略順不同)
木の工房KAKU/賀來寿史
soushinan/木村洋章
家具の音楽/名嘉眞正
Wooden Furniture Yoshinori/松下由典
新木工房/新木 聡
Dr.チェアー/平田三千男(新木工房とユニット参加)
展覧会情報掲載
見巧者
お問い合わせ先 Furniture connection 企画運営/名嘉眞 正(なかま ただし)
〒518-0737 三重県名張市安部田728 TEL/FAX 0595-63-0313 携帯 090-1863-2612
e-MAIL sinatora@asint.jp
木の仕事の会
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