『椅子張り職人に学ぶソファ設計の極意』
「椅子張り職人に学ぶソファ設計の極意」レポート
勉強会「椅子張り職人に学ぶソファ設計の極意」
講 師: 阪東 隆さん(株式会社 さかとういす 代表)
開催日時: 2019年11月4日(月) 開催場所:ブリコラージュ ショールーム
<内容レポート>
1、座学
ソファを製作するにあたりデザイン、設計をする訳であるが、張りを椅子張り職人に依頼する場合には内部構造を理解する必要がある。


軟質、硬質のウレタンをそれぞれ指定し、仕上がりラインからウレタンを引くと木部のラインが残る。
木部下地において、座面と背の接点には「入り隅」ができ、その入り隅には必ず裏側から生地を引っ張ることができる隙間を設ける必要がある。

その他、参加者からの質問が多数あり、椅子のクッション座面を薄く見せる方法やパイピングの埋め込み方法、ポケットコイル、Sバネなどの選択、使用感など木工を専業としている者にとってなかなか知ることができない知識を得ることができました。
2、実演
1/2サイズのソファーの下地(木部)にウレタンを実際に入れてから生地を張っていくところ見せて頂きました。
実際に張る工程を見ることで、アーム部分の接合方法など、構造の理解が深まりました。








3、ワークショップ
参加者が実際にスツールにクッションと生地を張ったものを持参し、阪東さんに綺麗に見えるタッカーの打ち方など、修正点をレクチャーして頂きました。
さかとうさんありがとうございました。
今回のレポートは会員の深見さんにまとめて頂きました。