木の仕事の会は、木工を生業とする、またはそれを目標とする個人・団体の集まりです。

撥水セラミック塗料の勉強会の報告

『撥水セラミック塗料の勉強会』を開催して頂きました。

tatara撥水セラミック塗料とは、徳永家具工房さんが開発したオリジナル塗料で、今回は担当の佐々木さまのご好意により、

勉強会を開催して頂く運びとなりました。

まずはtatara撥水セラミック塗料とは何ぞや?ということを教えて頂きました。

撥水セラミック塗料という言葉を聞くといったい何なのか?となったのですが、一般的にガラス塗料と呼ばれている

物に属するとのこと。

詳しい内容については『tatara撥水セラミック塗料』のホームページを見て頂くのが一番だと思います。

成分などの難しい内容はなかなか理解できるものではありませんが、お風呂場のすのこの話しを聞いた時に、

水に強いと言われるチークよりも杉で作ったすのこにtatara撥水セラミック塗料を塗った物が3年半経っても

黒カビなどが生えず作った時のままで、杉のにおいも保たれたままということには驚きました。

この撥水セラミック塗料の凄さが伝わるとてもわかりやすい例であると思います。

また、食品安全基準をクリアーしているところも魅力の一つです。

前半は塗料についての座学で、撥水セラミック塗料関して説明を受けたあと、

待ってました、後半は実技の時間です。

6種類ある塗料を実際に木材サンプルに塗布させて頂きました。

P_20170415_150447 P_20170415_151145 P_20170415_152851 P_20170415_153909P_20170415_150513

この塗料は基本3回塗りで完了ということですが、オイルなどと違う点は、一晩乾燥させることなく1回目の塗料が浸透したら(目安として約10分から15分)、

即二回目を塗り重ね、また浸透したら3回目と塗り重ねていくことで、完了となる。

作業性はとてもいいように感じました。しかも塗りムラも全くと言っていいほどわからないので、そこまで神経質になることはないように思います。

小さいサンプルへの塗布でしたので、実際に大きい物に塗布するとなるとどうなるか、色々試しがいのある塗料であると思います。

 

今回の勉強会の講師を快く引き受けて下さった tataraの佐々木さんと、佐々木さんに声かけしてくれた賀來さんに感謝です。

ありがとうございました。

 

※木工家ネットには2016年12月13日付[wwn:01438]ガラス塗料講習会の資料と画像として紹介されています。

https://groups.google.com/forum/#!topic/kagukoubou/jdv03a5yCcY

カテゴリー: 2017年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 2:02:04 2017/4/25 火曜日

木の仕事の会

HTML convert time: 0.464 sec. Powered by WordPress 5.1.16