木の仕事の会は、木工を生業とする、またはそれを目標とする個人・団体の集まりです。

漆工場見学 勉強会 報告

7/21(土)「漆工場見学 勉強会」が無事終了いたしました。
今回の企画は株式会社佐藤喜代松商店さまのご好意により実現したものです。
以下当日の報告をいたします。

今回の参加者は守口の訓練校より5名、会員から4名、会員のお母さま1名。
漆経験者は2名です。
社長へもそのことを伝え教室の内容に配慮していただきました。

9時集合早々より拭き漆手板製作開始。
まず社長より漆についての説明を受ける。
その後作業を進めながら疑問点を質問、整理して行く。
初心者が多いもののこれは良かったと感じました。
皆さんの積極的な漆を知ろうという姿勢、質問。
アドリブで対応できる佐藤社長の経験をふまえた知識、人柄がうまくかみ合ったようです。
特に佐藤社長の説明が,言葉や文書による資料だけに頼らず、
実例、サンプルをその都度用意してくれて、「見る、触れる」ことが出来たのは参加者の理解にとても役立ったと思います。

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持参した手板への拭き漆作業も、和気あいあいとしたうちに終了。
材種、素地調整、漆の種類、摺り込み、拭き取り方、乾燥の環境によって仕上がりは大きく変わります。
その特徴、作業上のポイントを実感できました。

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少々押して11時すぎより工場見学。
鉄筋コンクリートのビルの中にこんな設備があるとは。
参加者のみなさんエレベーターの扉が開いた瞬間びっくりです。
そこは漆だらけ板張り、脚の踏み場に困るほど漆桶が置かれたまさに昔ながらの漆屋さん。
桶に入った漆がどういった設備、加工工程で濾過、精製されるのかを説明いただきました。
そうした説明の合間にでる、佐藤社長の修業時代のお話はとてもとても興味深かったです。
先代から受け継いだ「良いものを良く見る」ことの重要性は、私たち木工従事者も見習うべきであると感じました。

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お昼を挟みまして再び教室へ。
午前中の作業、工場見学を通して感じたこと、疑問点などを質問、総括。
実際漆を見て、触れたおかげで皆さんかなり頭の中が整理できたようです。
それぞれに目的を持った質問ばかりで感心です。
また佐藤社長からも、それに一生懸命答えようという気持ちが伝わってきました。

時間大幅に押しに押して4時過ぎ、自宅へ持ち帰ったあとの拭き漆作業注意点をご説明いただき終了する。
がしかし、手板を梱包し終えた後も漆談義はたえず話はつきない。
結局私がその場を出たのは5時過ぎだったような。
訓練校の方々はまだ盛り上がっているようでした。(笑)

佐藤社長、ならびに参加者皆様のおかげで非常に良い企画となりました。
手前味噌ながら、他では得難い貴重な体験が出来たと思います。
参加者からいただいたお礼のメール、
「帰る頃には漆をもっと知りたい、やってみたいという気持ちでいっぱいになりました。」
と言う言葉がそれを代弁しているように思われます。

皆様どうもありがとうございました。
魅力あふれる漆への第一歩となれば幸いです。
   
                                                                       家具の音楽  名嘉眞 正
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カテゴリー: ブログ的なこと — 事務局KAKU @ 4:23:36 2007/7/23 月曜日

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