木の仕事の会は、木工を生業とする、またはそれを目標とする個人・団体の集まりです。

接着剤の勉強会

木の仕事において切っても切り離すことのできない接着…普段から、素材と用途で接着剤の選択に迷われることも少なくないと思います。

そもそも接着とはなんなのか、接着剤とはなんなのか、そこをあらためて知ることからはじめてみようかと思い、今回の勉強会を企画しました。

・講師/コニシ株式会社 瀬野さん
http://www.bond.co.jp/

・日時/2022年10月22日 13:00〜15:30
・場所/あん巣木工所 (会員の高木さんの工房)
http://www.andsmokkou.net/
大阪府寝屋川市仁和寺本町5-3-4
※お車でお越しの際は、近くのコインパーキングに駐車お願いします。https://www.navitime.co.jp/poi?spt=60001.BUK0038877&from=freeword.spotlist
(タイムズ仁和寺本町4丁目)
https://www.navipark1.com/parkingDetail/N03743.html
(仁和寺本町第1)

<タイムスケジュール>
13時~14時30分 座学+実演
(接着剤をお持ちいただき、見せていただきながら実際に使用感などを試していただきます。)
15分休憩
14時45分~15時15分 質疑応答
10分休憩
15時25分~16時頃 個別質問、交流会(自由解散)

<参加費>
会員 500円
一般 1,000円
(お釣りのないようにご協力お願いします。)

<申込>
資料の準備がありますので、ご参加いただける方は10/10(月)までにお申し込みください。
(会員の方は、メーリングリストへ返信してください。)
(一般の方は、kaku@kinokoubou.com へ件名「接着剤の勉強会参加希望」として、本文に氏名、連絡先メール、所属、人数を記載してください。2〜3日中に受付メールを返信いたしますが、万が一、メールが届かない場合、確認のため再度メールください。)
※会場の都合で最大人数(20名)に達した時点で早めに締め切らせていただく場合もありますがご了承ください。

※コロナ過の中の勉強会という事もあり、不安に感じられておられる方もあるかと思いますので、対策事項についてご案内させていただきます。
① マスク着用厳守でお願いします。
② 会場の受付に消毒用アルコールを準備させていただきますのでご使用ください。
③ 受付の際に非接触の体温計にて検温させていただきますのでご協力をお願いします。

<当日の注意事項>
1、会員の高木さんの工房の周辺は民家が立ち並んでおりますので大きな声で話したり(個々に喋ったりして騒がしくし過ぎない)、周辺でゾロゾロ集団で行動したり、歩きタバコをされないようにしてください。
2、勉強会終了後は、時間差で退出にしていただくなど調整させて頂きたいと考えておりますので、ご面倒お掛けしますがご協力をお願いします。

※周辺住民の方からクレームが出ると、高木さんに大変迷惑をお掛けすることになりますのでご注意ください。

以上、よろしくお願いいたします。

カテゴリー: お知らせ — 事務局KAKU @ 12:40:13 2022/9/30 金曜日

メーカーから学ぶ、研磨、研磨紙の基本

「木の仕事の会」主催で「サンドペーパー(研磨紙)の基本」の勉強会を開催しました。

日時:2021/11/13(土)13:00〜17:00

場所:あん巣木工所

協力:株式会社コバックス岸田塗料株式会社

<内容>

この際、サンドペーパーについてあらためて考えてみませんか?ということで、

普段から仕事で当たり前のように使っているサンドペーパーについて、もう少し深掘りしてみたいと思い、サンドペーパーメーカーの株式会社コバックスさんにお願いしたところ、とてもいい座学資料と実際の研磨紙のデモンストレーション、体験の機会をいただきました。

普段、あやふやにしてること、疑問などを持ち寄り有意義な勉強会になったと思います。

コロナ禍ということもあり、手指消毒、検温、マスク着用を徹底しての開催となりました。


今回の勉強会にあたりご協力頂きました、株式会社コバックスさん岸田塗料株式会社さん有難うございました。


カテゴリー: 2021年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 0:45:01 2021/12/5 日曜日

エポキシレジンの勉強会

「木の仕事の会」主催で「エポキシレジンの勉強会」を開催しました。

日時:2020/11/14(土) 13:00〜15:30

場所:あん巣木工所

協力:大谷塗料株式会社岸田塗料株式会社

近年はネットや動画配信などで検索すると大概のものは知ることができるようになりましたが、実際の使用感や、質感は想像に留まるのではないでしょうか?

エポキシレジンという素材についても同様のことが言えると思い、先日「エポキシレジン」を発売された大谷塗料さんにお話を持ちかけたところ、こちらの趣旨に賛同して頂き、勉強会を実現することができました。

勉強会開催の情報を発信させて頂いたところ、会員と一般の方を含めて20名程度の方に参加して頂きました。

もちろんコロナ禍ということもありますので、手指消毒、検温、マスク着用を徹底しての開催となりました。

さて、当日はまず基本的な「エポキシレジン」の説明をして頂くところから、スタートです。


今回の目的は実際に素材に触れてエポキシレジンの特性を知るところにあるので、基本的な説明を短時間でして頂き、早速体験へと移りました。

主剤と硬化剤を2:1で混合するタイプ


グラム数を正確に測り素早く丁寧に撹拌
専用のカラーリング液で着色も可能。
個性的なテストピースも登場


アレンジ次第ではさまざまな表情を見せることができる素材ですね。

それぞれ個性的なサンプルを試されてました。

小さなテストピースなのでまだ対応できましたが、大きなものになると思いどおりのイメージを表現するにはある程度の経験が必要だと思います。1回で流し込みが出来る厚みは20ミリ程度で、一気に流し込みすぎるとクラックが入る可能性がある

流し込み体験の次は、硬化したレジンの研磨について、実演して頂きました。

た今回は細かくサンドペーパーを用意して頂きました。
この中から自分の仕上げ目的に応じた番手を使用していけばいいと思います。
磨き上げることでここまでの透明感が出ました。

今回の勉強会で実際に素材を扱うことによって、質感や、色味などを知ることができ、エポキシレジンを取り入れた新たなアイデアやデザインが生まれるきっかけになればと思います。


カテゴリー: お知らせ — 城森 陽介 @ 21:52:13 2020/11/24 火曜日

『椅子張り職人に学ぶソファ設計の極意』

「椅子張り職人に学ぶソファ設計の極意」レポート
勉強会「椅子張り職人に学ぶソファ設計の極意」
‏講      師: 阪東 隆さん(株式会社 さかとういす 代表)
‏開催日時: 2019年11月4日(月) 開催場所:ブリコラージュ ショールーム

‏<内容レポート>
‏1、座学
‏ソファを製作するにあたりデザイン、設計をする訳であるが、張りを椅子張り職人に依頼する場合には内部構造を理解する必要がある。

‏軟質、硬質のウレタンをそれぞれ指定し、仕上がりラインからウレタンを引くと木部のラインが残る。
‏木部下地において、座面と背の接点には「入り隅」ができ、その入り隅には必ず裏側から生地を引っ張ることができる隙間を設ける必要がある。

‏その他、参加者からの質問が多数あり、椅子のクッション座面を薄く見せる方法やパイピングの埋め込み方法、ポケットコイル、Sバネなどの選択、使用感など木工を専業としている者にとってなかなか知ることができない知識を得ることができました。

‏2、実演
‏1/2サイズのソファーの下地(木部)にウレタンを実際に入れてから生地を張っていくところ見せて頂きました。
‏実際に張る工程を見ることで、アーム部分の接合方法など、構造の理解が深まりました。

3、ワークショップ
‏参加者が実際にスツールにクッションと生地を張ったものを持参し、阪東さんに綺麗に見えるタッカーの打ち方など、修正点をレクチャーして頂きました。

さかとうさんありがとうございました。

今回のレポートは会員の深見さんにまとめて頂きました。






カテゴリー: 2019年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 21:17:37 2019/12/10 火曜日

木工塗装に関する勉強会

●木工塗装に関する勉強会を開催しました。

日時:2019年9月29(日) 13:00〜

場所:ブリコラージュhttps://www.jimoto-navi.com/bricolage/

講師:水谷 穣さん(キャピタルペイントhttps://www.capitalpaint.jp/gaiyo.html)
2011年の3月の勉強会の講師としてご登壇いただいた
キャピタルペイントの水谷さんを再度お招きさせていただきました。

<内容>

  1. 木工塗装仕上げと塗料の種類
    塗装仕上げの種類について
    木工塗料の種類と特徴について
    塗装工程とその目的について
    着色剤の種類と着色方法について
  2. 最近の木工塗料の動向
    オイル~水性~ガラス塗料等

木工全般において、オイル塗装の中でもウレタンオイルで、(オリオ2) といえば知らない人は少ないのではないでしょうか。
今回は8年ぶりとなりますが、再度キャピタルペイントの水谷さんをお迎えして、新しい情報も交えて、塗装、塗料に関する勉強会を開催させて頂きました。

今回の勉強会は、会員以外の方にも参加して頂けるようにと、会の活動を知って頂くことも含めて、外へ向けて発信しました。

会員以外の方にもたくさん参加して頂き、木工の視点とは違った質疑などもあがり、とても有意義な時間になったと思います。

木工において最終行程となる塗装ですが、この行程の良し悪しでそれまでの努力が水の泡になることもありますし、さらに1段階2段階も良い物になる重要な行程です。

今回の勉強会を通して塗料の特製と木材との相性など、より一層知識を深めることで、お客様のことを考えたものづくりに繋がっていくのではないかなと思います。

今回の勉強会を通じて塗装の奥深さ、重要性を再確認すると共に、常に探究心を忘れず学ぶことが大切だなと感じた一日となりました。

キャピタルペイントの水谷様ありがとうございました。


カテゴリー: 2019年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 0:27:31 2019/10/17 木曜日

第2弾 旋盤体験会

今回は、4月7日(日)に旋盤の機械や道具の説明会+プチ体験の勉強会を    ナカジマウッドターニングスタジオさんに開催して頂いた続編で,実際に    旋盤の機械を使って作品を作ってみようという勉強会に参加しました。

開催日:2019年5月30日(木)
場所:ナカジマウッドターニングスタジオ              https://www.nakajimawoodturningstudio.com/
580-0042
大阪府松原市松ヶ丘3-610-1

下記の内容で体験をさせて頂きました。

午前の部
縦木でボールペンまたはハニーディッパーを製作

午後の部
小皿(Φ120mm程)を製作

第一回目の勉強会の時は、旋盤の機械などについての説明や、デモンストレーションが主だったので、自ら手を動かすことはありませんでした。
そのために開かれた第二弾体験会でしたが、前回デモンストレーションを見せて頂いてた感じで、さーっと削っていけるような感覚になってしまっていました。

ところが、いざやってみると思ったように手は動かず、さーっとはいきません。
木工に携わっているので木の削れる感覚は多少分かるのですが、旋盤は初めての感覚でちょっとずつしか削ることが出来ず、ボールペン一本仕上げるのに結構時間がかかってしまいました。

それでもナカジマウッドターニングスタジオさんでは専門のスタッフさんが親切に教えて下さるので、そこまで手こずることなく午前中を終えることが出来ました。

午後からは小皿の製作です。

スタッフさんがまず始めにお手本となるところを見せてくれるのですが、あっという間に板材からお皿へと形を変えていきました。

刃物を材に当てる角度や、送っていく速度、押し当てる強さなど感覚のつかめてない初心者ではさすがにそのようにはいかず、午前と同じくちょっとずつ削り進めていく感じでした。

途中で何となく削る感覚をつかめるようになってきて、削るのが楽しくなり夢中になっていると…危ないところでした。お皿の底が4〜5ミリぐらいになっており、危うく貫通してしまうところでした。
それでも親切なスタッフさんに助けられ、参加者それぞれ完成させることが出来ました。

三者三様のお皿たち
お皿たち 別角度から
ハニーディッパーというもの。あまり日本では馴染みがないかも…
ボールペンとハニーディッパー

ナカジマウッドターニングスタジオのみなさま貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。

カテゴリー: 2019年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 22:48:29 2019/6/16 日曜日

木工旋盤勉強会

2019年4月7日(日)松原市にあるナカジマウッドターニングスタジオ様にて、代表の中島信太郎さんによる木工旋盤の勉強会を開催しました。

開催日:2019年4月7日(日)
場所:ナカジマウッドターニングスタジオ              https://www.nakajimawoodturningstudio.com/
580-0042
大阪府松原市松ヶ丘3-610-1

普段、旋盤加工はもちろんの事、木工旋盤や関連アイテムの販売もされている中島さんより木工旋盤の概要と導入する際のポイントをいくつかご紹介頂きました。

まず、木工旋盤は海外製の市場が大きく、ネジのピッチやテーパー規格が日本製と異なる点がある為、アタッチメントを選ぶ際にも注意が必要との事でした。

作りたいものの大きさや種類によってアタッチメントの種類や旋盤本体の重さなど、必要な条件が変わってくるため、このあたりの見極めはプロに相談が一番という印象です。

旋盤について説明を受けた後は、実際に旋盤で削っている所を見ながら、少しだけ旋盤の体験をさせて頂きました。

回転軸に対して木目が水平だと縦木削りで、テーブルの脚等の棒もの加工。

垂直だと、横木削りでお皿やスツールの座面の様な円盤型の加工。

実際に聞いて理屈はわかっても、いざ削るとなると普段の木工作業とひと味違い、ワークの方が動くので、慣れない道具の使い方に戸惑いが見えます。

とは言え、見る見るうちに形を変えていく様子に参加者の皆さんも興味津々。

普段、教室で旋盤を教えておられる中島さんの説明はとてもわかりやすく、初めて触れる方はもちろんの事、これから導入を検討される方にとっても良いアドバイスを頂けそうです。

ナカジマウッドターニングスタジオの中島さんありがとうございました。

カテゴリー: お知らせ — 三木一成 @ 21:45:54 2019/4/8 月曜日

鉋の薄削り勉強会

11月25日にブリコラージュ工房で行われた

『鉋の薄削り勉強会』について、

会員の BUDDING FURNITURE(バディング ファニチャー)松本さんにレポートして頂きました

 

『鉋の薄削り勉強会』

講      師: 中井木工 中井智章さん

開催日時: 2018年11月25日(日) 開催場所:ブリコラージュ 工房

目      的: 薄削りの目的は薄い鉋屑を出すことではありません。 木材表面を狂いのない鏡面に仕上げることにより木材の美しさを最大限に引き出すことです、副産物として薄い鉋屑が出るということです。

 

当日の大まかな流れ

砥石の平面度 アトマの平面性の維持

砥石のたわみ

研削と研磨の違い

ちゃんと研げれば刃先の稜線は見えなくなる。

カンナ台はなぜ動く?

下端調整のポイント

下端調整の精度でほぼ決まる

一桁を出すためにチェックしなければいけないこと。

長台の必要性

以上のような内容にそって、講義していただきました。

 

当日は、城森さんが用意してくれていた、即席黒板を使って、講師の中居さんのレクチャーがありました。

・ 鉋の仕込み勾配や仕込み角について

刃の仕込み角は単純に針葉樹だと何度ぐらいという話ではなく、削っている時におきる、刃先のしなりや それによってどのように摩耗しているか、

鋼のかたさやどんな材を削るか(木の抵抗の大きさ)などが、 わかった上で仕込み角・仕込み勾配を決めている。

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刃先がしなり、くいつきがよくなる 仕込み勾配が右のほうが鋭角のため、刃先が しなり、その分摩耗する範囲が狭くなる。(長切れの原理)

その他にも、薄くなった砥石はたわむので、砥石を二枚貼り付けて使っていること、

材面の乾燥具合(冬の乾燥している日などは思った以上に不愛ところまで乾燥している)であったり、

研ぎに使っている砥石について、台直しの時に使っているタガネという道具のお話など、

一通り説明して頂き、実際に削って頂く時にはかるく 2 時間を超えていました。

実際に削ったり、刃物を研いだりという作業の中で、特に印象に残ったのが、刃を研いでいて、 砥石の面直しのサイクルがとても早いのに驚きました。

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最後に、薄削りで1ケタを出すという事は、すべての条件が揃わないと出来ないし、ミクロの世界を想像しての 作業というのはすごいレベルで、

普段、鉋を使っている自分の頭の中にはなかった考えがたくさんありました。

今回の勉強会は、講師の中井さんが遠方から来ていただいたにもかかわらず、予定時間を2時間近く延長して 講習して頂き、

とても内容の濃い時間を過ごすことが出来たことに、感謝致します。

また、場所を提供して頂いた城森さんにも大変お世話になり、ありがとうございました !!

 

バディングファニチャー 松本さんのレポート 鉋の薄削り勉強会2

 

カテゴリー: 2018年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 23:00:49 2019/1/9 水曜日

graf labo 見学勉強会

2018年7月15日 同年に設立20周年を迎えた大阪のデザインユニット graf の自社工場 graf labo に木の仕事の会の皆さんをお招きしました。

定例会の後、graflaboでの主な業務を紹介しながら工場内を見学。

graf laboではgrafのオリジナル家具、別注・特注家具や店舗什器等の設計と製造の他、地域の方に向けたワークショップを開催してします。

設備に真新しい物はないものの、自社で担当するもの、部品を外注しているもの等grafのオリジナル家具の製作の流れを説明。

見学会に合わせて同時開催した工場オリジナルのイベント「PLANS」では、廃盤商品やリペア家具の販売とワークショップの開催。

工場発信のプロダクトと新作家具のプロトタイプもご紹介。

当日は大変な猛暑で、イベントで出店したgraf kitchenによるビールやかき氷もお楽しみ頂きました。

一通りご案内した後は、代表の服部よりご挨拶。

家具のデザイン、製造、販売を行うgrafとして、木工の様々な技術を持った参加者の皆さんと仕事を共有し合える関係性を築いていきたい。

という今回の見学会の趣旨と想いを伝えました。 その後、イベントのお客様方を交えてトークショーを開催。

服部が「繋がるものづくり」をテーマにgrafの商品ブランディングについて講演。

終了後は庄内駅近隣の居酒屋にて、懇親会。 代表の服部と参加者の皆さんにお互いの紹介を兼ねた交流の場になりました。

今回の見学会が木工のコミュニティ力アップ(木工業界の縦横の繋がりを深めて、互いの知識と技術の共有。木工とそれを生業とする人たちの情報を広く発信していく事。)に一役買うことが出来ますと幸いです。

当日は、大変な猛暑の中お越し頂いた皆様ありがとうございました。

案内は木の仕事の会会員で、graf laboのスタッフの三木が行いました。

 

カテゴリー: 2018年度事業,お知らせ,勉強会 — 三木一成 @ 18:58:58 2018/7/30 月曜日

奈良県吉野 山守ツアーと製材所見学の勉強会

2018年4月7日(土) 奈良県吉野町まで足を運びました。

吉野には『山守(やまもり)』という職業があります。

今回は、中神木材 七代目山守 中井章太さんが実施されている『吉野山守ツアー』を木の仕事の会の

勉強会に合わせて、午前中で回れる範囲で開催して頂きました。

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実際に山を歩きながら、山守の仕事についてお話を伺いました。

吉野林業独特の山守制度とは、山林の所有者に代わり管理者である山守が山林の維持管理を行うことなのだそうだ。

実際に山林に身を置き感じ、触れることで、色や、香り、大きさなど肌で感じることが出来、

短時間ではありましたがとても貴重な体験が出来ました。

そして、次は昼食をとるために『吉野杉の家』に移動。

吉野杉と吉野檜がふんだんに使われた空間で、とてもいい香りがしました。

空間のデザインもとても引きつけられるものがあり、いいところでした。

事前に予約しておけば宿泊も出来るとのことでした!

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昼食タイムの後は『吉野中央木材』さんへ移動し、工場見学をさせて頂きました。

専務の石橋輝一さんに杉丸太の皮むきから、製材までの一連を見せて頂きました。

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実際に帯ノコでカットしていきながら状態を見て、どのように木取りしていくかの判断をしていくのも腕の見せ所でした。

その次に驚いたのは、帯ノコの刃の目立てを自社でやるための目立て専用の部屋があることである。

ここで、専門の職人さんが切れ止んだ刃を目立てし、また鋭い切れ味を復活させるのである。

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何とも濃い一日を過ごさせて頂いたなぁと思っていたところ、吉野杉の家で出会った『坂本林業』さんのところへ移動です。

坂本林業さんは檜を専門に扱われている材木屋さんで、とても立派な檜がずらりと並んでおりました。

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今日は一日でお腹いっぱいになる内容で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

奈良吉野町では次世代への継承も含めて様々な取り組みを試みられているのが印象的でした。

今日一日、中神木材さん、吉野中央木材さん、坂本林業さんには大変お世話になりました。

有り難うございました。

カテゴリー: 2018年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 2:36:01 2018/4/30 月曜日
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