木の仕事の会は、木工を生業とする、またはそれを目標とする個人・団体の集まりです。

メーカーから学ぶ、研磨、研磨紙の基本

「木の仕事の会」主催で「サンドペーパー(研磨紙)の基本」の勉強会を開催しました。

日時:2021/11/13(土)13:00〜17:00

場所:あん巣木工所

協力:株式会社コバックス岸田塗料株式会社

<内容>

この際、サンドペーパーについてあらためて考えてみませんか?ということで、

普段から仕事で当たり前のように使っているサンドペーパーについて、もう少し深掘りしてみたいと思い、サンドペーパーメーカーの株式会社コバックスさんにお願いしたところ、とてもいい座学資料と実際の研磨紙のデモンストレーション、体験の機会をいただきました。

普段、あやふやにしてること、疑問などを持ち寄り有意義な勉強会になったと思います。

コロナ禍ということもあり、手指消毒、検温、マスク着用を徹底しての開催となりました。


今回の勉強会にあたりご協力頂きました、株式会社コバックスさん岸田塗料株式会社さん有難うございました。


カテゴリー: 2021年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 0:45:01 2021/12/5 日曜日

『椅子張り職人に学ぶソファ設計の極意』

「椅子張り職人に学ぶソファ設計の極意」レポート
勉強会「椅子張り職人に学ぶソファ設計の極意」
‏講      師: 阪東 隆さん(株式会社 さかとういす 代表)
‏開催日時: 2019年11月4日(月) 開催場所:ブリコラージュ ショールーム

‏<内容レポート>
‏1、座学
‏ソファを製作するにあたりデザイン、設計をする訳であるが、張りを椅子張り職人に依頼する場合には内部構造を理解する必要がある。

‏軟質、硬質のウレタンをそれぞれ指定し、仕上がりラインからウレタンを引くと木部のラインが残る。
‏木部下地において、座面と背の接点には「入り隅」ができ、その入り隅には必ず裏側から生地を引っ張ることができる隙間を設ける必要がある。

‏その他、参加者からの質問が多数あり、椅子のクッション座面を薄く見せる方法やパイピングの埋め込み方法、ポケットコイル、Sバネなどの選択、使用感など木工を専業としている者にとってなかなか知ることができない知識を得ることができました。

‏2、実演
‏1/2サイズのソファーの下地(木部)にウレタンを実際に入れてから生地を張っていくところ見せて頂きました。
‏実際に張る工程を見ることで、アーム部分の接合方法など、構造の理解が深まりました。

3、ワークショップ
‏参加者が実際にスツールにクッションと生地を張ったものを持参し、阪東さんに綺麗に見えるタッカーの打ち方など、修正点をレクチャーして頂きました。

さかとうさんありがとうございました。

今回のレポートは会員の深見さんにまとめて頂きました。






カテゴリー: 2019年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 21:17:37 2019/12/10 火曜日

木工塗装に関する勉強会

●木工塗装に関する勉強会を開催しました。

日時:2019年9月29(日) 13:00〜

場所:ブリコラージュhttps://www.jimoto-navi.com/bricolage/

講師:水谷 穣さん(キャピタルペイントhttps://www.capitalpaint.jp/gaiyo.html)
2011年の3月の勉強会の講師としてご登壇いただいた
キャピタルペイントの水谷さんを再度お招きさせていただきました。

<内容>

  1. 木工塗装仕上げと塗料の種類
    塗装仕上げの種類について
    木工塗料の種類と特徴について
    塗装工程とその目的について
    着色剤の種類と着色方法について
  2. 最近の木工塗料の動向
    オイル~水性~ガラス塗料等

木工全般において、オイル塗装の中でもウレタンオイルで、(オリオ2) といえば知らない人は少ないのではないでしょうか。
今回は8年ぶりとなりますが、再度キャピタルペイントの水谷さんをお迎えして、新しい情報も交えて、塗装、塗料に関する勉強会を開催させて頂きました。

今回の勉強会は、会員以外の方にも参加して頂けるようにと、会の活動を知って頂くことも含めて、外へ向けて発信しました。

会員以外の方にもたくさん参加して頂き、木工の視点とは違った質疑などもあがり、とても有意義な時間になったと思います。

木工において最終行程となる塗装ですが、この行程の良し悪しでそれまでの努力が水の泡になることもありますし、さらに1段階2段階も良い物になる重要な行程です。

今回の勉強会を通して塗料の特製と木材との相性など、より一層知識を深めることで、お客様のことを考えたものづくりに繋がっていくのではないかなと思います。

今回の勉強会を通じて塗装の奥深さ、重要性を再確認すると共に、常に探究心を忘れず学ぶことが大切だなと感じた一日となりました。

キャピタルペイントの水谷様ありがとうございました。


カテゴリー: 2019年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 0:27:31 2019/10/17 木曜日

第2弾 旋盤体験会

今回は、4月7日(日)に旋盤の機械や道具の説明会+プチ体験の勉強会を    ナカジマウッドターニングスタジオさんに開催して頂いた続編で,実際に    旋盤の機械を使って作品を作ってみようという勉強会に参加しました。

開催日:2019年5月30日(木)
場所:ナカジマウッドターニングスタジオ              https://www.nakajimawoodturningstudio.com/
580-0042
大阪府松原市松ヶ丘3-610-1

下記の内容で体験をさせて頂きました。

午前の部
縦木でボールペンまたはハニーディッパーを製作

午後の部
小皿(Φ120mm程)を製作

第一回目の勉強会の時は、旋盤の機械などについての説明や、デモンストレーションが主だったので、自ら手を動かすことはありませんでした。
そのために開かれた第二弾体験会でしたが、前回デモンストレーションを見せて頂いてた感じで、さーっと削っていけるような感覚になってしまっていました。

ところが、いざやってみると思ったように手は動かず、さーっとはいきません。
木工に携わっているので木の削れる感覚は多少分かるのですが、旋盤は初めての感覚でちょっとずつしか削ることが出来ず、ボールペン一本仕上げるのに結構時間がかかってしまいました。

それでもナカジマウッドターニングスタジオさんでは専門のスタッフさんが親切に教えて下さるので、そこまで手こずることなく午前中を終えることが出来ました。

午後からは小皿の製作です。

スタッフさんがまず始めにお手本となるところを見せてくれるのですが、あっという間に板材からお皿へと形を変えていきました。

刃物を材に当てる角度や、送っていく速度、押し当てる強さなど感覚のつかめてない初心者ではさすがにそのようにはいかず、午前と同じくちょっとずつ削り進めていく感じでした。

途中で何となく削る感覚をつかめるようになってきて、削るのが楽しくなり夢中になっていると…危ないところでした。お皿の底が4〜5ミリぐらいになっており、危うく貫通してしまうところでした。
それでも親切なスタッフさんに助けられ、参加者それぞれ完成させることが出来ました。

三者三様のお皿たち
お皿たち 別角度から
ハニーディッパーというもの。あまり日本では馴染みがないかも…
ボールペンとハニーディッパー

ナカジマウッドターニングスタジオのみなさま貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。

カテゴリー: 2019年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 22:48:29 2019/6/16 日曜日

鉋の薄削り勉強会

11月25日にブリコラージュ工房で行われた

『鉋の薄削り勉強会』について、

会員の BUDDING FURNITURE(バディング ファニチャー)松本さんにレポートして頂きました

 

『鉋の薄削り勉強会』

講      師: 中井木工 中井智章さん

開催日時: 2018年11月25日(日) 開催場所:ブリコラージュ 工房

目      的: 薄削りの目的は薄い鉋屑を出すことではありません。 木材表面を狂いのない鏡面に仕上げることにより木材の美しさを最大限に引き出すことです、副産物として薄い鉋屑が出るということです。

 

当日の大まかな流れ

砥石の平面度 アトマの平面性の維持

砥石のたわみ

研削と研磨の違い

ちゃんと研げれば刃先の稜線は見えなくなる。

カンナ台はなぜ動く?

下端調整のポイント

下端調整の精度でほぼ決まる

一桁を出すためにチェックしなければいけないこと。

長台の必要性

以上のような内容にそって、講義していただきました。

 

当日は、城森さんが用意してくれていた、即席黒板を使って、講師の中居さんのレクチャーがありました。

・ 鉋の仕込み勾配や仕込み角について

刃の仕込み角は単純に針葉樹だと何度ぐらいという話ではなく、削っている時におきる、刃先のしなりや それによってどのように摩耗しているか、

鋼のかたさやどんな材を削るか(木の抵抗の大きさ)などが、 わかった上で仕込み角・仕込み勾配を決めている。

P_20181125_125540 P_20181125_125358

刃先がしなり、くいつきがよくなる 仕込み勾配が右のほうが鋭角のため、刃先が しなり、その分摩耗する範囲が狭くなる。(長切れの原理)

その他にも、薄くなった砥石はたわむので、砥石を二枚貼り付けて使っていること、

材面の乾燥具合(冬の乾燥している日などは思った以上に不愛ところまで乾燥している)であったり、

研ぎに使っている砥石について、台直しの時に使っているタガネという道具のお話など、

一通り説明して頂き、実際に削って頂く時にはかるく 2 時間を超えていました。

実際に削ったり、刃物を研いだりという作業の中で、特に印象に残ったのが、刃を研いでいて、 砥石の面直しのサイクルがとても早いのに驚きました。

P_20181125_160226P_20181125_150637P_20181125_124122_DFP_20181125_153857P_20181125_173255P_20181125_173020

 

最後に、薄削りで1ケタを出すという事は、すべての条件が揃わないと出来ないし、ミクロの世界を想像しての 作業というのはすごいレベルで、

普段、鉋を使っている自分の頭の中にはなかった考えがたくさんありました。

今回の勉強会は、講師の中井さんが遠方から来ていただいたにもかかわらず、予定時間を2時間近く延長して 講習して頂き、

とても内容の濃い時間を過ごすことが出来たことに、感謝致します。

また、場所を提供して頂いた城森さんにも大変お世話になり、ありがとうございました !!

 

バディングファニチャー 松本さんのレポート 鉋の薄削り勉強会2

 

カテゴリー: 2018年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 23:00:49 2019/1/9 水曜日

graf labo 見学勉強会

2018年7月15日 同年に設立20周年を迎えた大阪のデザインユニット graf の自社工場 graf labo に木の仕事の会の皆さんをお招きしました。

定例会の後、graflaboでの主な業務を紹介しながら工場内を見学。

graf laboではgrafのオリジナル家具、別注・特注家具や店舗什器等の設計と製造の他、地域の方に向けたワークショップを開催してします。

設備に真新しい物はないものの、自社で担当するもの、部品を外注しているもの等grafのオリジナル家具の製作の流れを説明。

見学会に合わせて同時開催した工場オリジナルのイベント「PLANS」では、廃盤商品やリペア家具の販売とワークショップの開催。

工場発信のプロダクトと新作家具のプロトタイプもご紹介。

当日は大変な猛暑で、イベントで出店したgraf kitchenによるビールやかき氷もお楽しみ頂きました。

一通りご案内した後は、代表の服部よりご挨拶。

家具のデザイン、製造、販売を行うgrafとして、木工の様々な技術を持った参加者の皆さんと仕事を共有し合える関係性を築いていきたい。

という今回の見学会の趣旨と想いを伝えました。 その後、イベントのお客様方を交えてトークショーを開催。

服部が「繋がるものづくり」をテーマにgrafの商品ブランディングについて講演。

終了後は庄内駅近隣の居酒屋にて、懇親会。 代表の服部と参加者の皆さんにお互いの紹介を兼ねた交流の場になりました。

今回の見学会が木工のコミュニティ力アップ(木工業界の縦横の繋がりを深めて、互いの知識と技術の共有。木工とそれを生業とする人たちの情報を広く発信していく事。)に一役買うことが出来ますと幸いです。

当日は、大変な猛暑の中お越し頂いた皆様ありがとうございました。

案内は木の仕事の会会員で、graf laboのスタッフの三木が行いました。

 

カテゴリー: 2018年度事業,お知らせ,勉強会 — 三木一成 @ 18:58:58 2018/7/30 月曜日

奈良県吉野 山守ツアーと製材所見学の勉強会

2018年4月7日(土) 奈良県吉野町まで足を運びました。

吉野には『山守(やまもり)』という職業があります。

今回は、中神木材 七代目山守 中井章太さんが実施されている『吉野山守ツアー』を木の仕事の会の

勉強会に合わせて、午前中で回れる範囲で開催して頂きました。

P_20180407_112119 P_20180407_112110 P_20180407_110522 P_20180407_121624

実際に山を歩きながら、山守の仕事についてお話を伺いました。

吉野林業独特の山守制度とは、山林の所有者に代わり管理者である山守が山林の維持管理を行うことなのだそうだ。

実際に山林に身を置き感じ、触れることで、色や、香り、大きさなど肌で感じることが出来、

短時間ではありましたがとても貴重な体験が出来ました。

そして、次は昼食をとるために『吉野杉の家』に移動。

吉野杉と吉野檜がふんだんに使われた空間で、とてもいい香りがしました。

空間のデザインもとても引きつけられるものがあり、いいところでした。

事前に予約しておけば宿泊も出来るとのことでした!

P_20180407_140128 P_20180407_140027

昼食タイムの後は『吉野中央木材』さんへ移動し、工場見学をさせて頂きました。

専務の石橋輝一さんに杉丸太の皮むきから、製材までの一連を見せて頂きました。

P_20180407_144506_HDRP_20180407_144805_HDR P_20180407_143142 P_20180407_143149 P_20180407_143553

実際に帯ノコでカットしていきながら状態を見て、どのように木取りしていくかの判断をしていくのも腕の見せ所でした。

その次に驚いたのは、帯ノコの刃の目立てを自社でやるための目立て専用の部屋があることである。

ここで、専門の職人さんが切れ止んだ刃を目立てし、また鋭い切れ味を復活させるのである。

P_20180407_144400

何とも濃い一日を過ごさせて頂いたなぁと思っていたところ、吉野杉の家で出会った『坂本林業』さんのところへ移動です。

坂本林業さんは檜を専門に扱われている材木屋さんで、とても立派な檜がずらりと並んでおりました。

P_20180407_165131_HDR P_20180407_165109

今日は一日でお腹いっぱいになる内容で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

奈良吉野町では次世代への継承も含めて様々な取り組みを試みられているのが印象的でした。

今日一日、中神木材さん、吉野中央木材さん、坂本林業さんには大変お世話になりました。

有り難うございました。

カテゴリー: 2018年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 2:36:01 2018/4/30 月曜日

「角Rを含んだ座面のボーズ張り体験」勉強会

株式会社 さかとういす さんで座面のボーズ張り勉強会を開催して頂きました。

開催日:2017年7月1日(土)

開催場所:株式会社 さかとういす  http://www.sakato-chair.com/
●勉強会
「角Rを含んだ座面のボーズ張り体験」

講師: 阪東 隆さん(株式会社 さかとういす 代表)
<内容>
・ボーズ張りの作業工程を教えて頂き、実際にウレタンの選択の仕方、
布地の裁断、張り込みのこつ所などを教えて頂きます。
角R(100R程度)部分と直角部分の納め方、張り方を教えて頂きます。

・工場の見学をさせて頂く中で、機械や道具など様々な疑問に関して質疑させて頂き、椅子張りについて学ばせて頂きます。

 

 

今回は、株式会社 さかとういす代表の阪東 隆さんのご好意で勉強会を開催して頂く運びになりました。

まずは開催前の挨拶から始まりましたが、なんせ盛りだくさんの内容ということもあり、短めに済まさせて頂き

早速工場見学からスタートして頂きました。

工場見学を進めていく中で、初めて見る物、聞くこと、興味を持ったことについて、その都度質疑させて頂き、

阪東さんに教えて頂くという形で、進めて頂きました。

 

さかとういすさんは3階建ての工場で、1階にはNCの裁断機、2階には事務所とミシンの縫製場所、

3階はウレタンの接着材吹き付けと、職人さんの張り込み作業場所となっていました。

P_20170701_132524P_20170701_133302P_20170701_140212P_20170701_135229P_20170701_141917P_20170701_132547

 

見学が始まると参加者全員初めてのことが多く、阪東さんへ質問攻めでした。

工場見学だけでもお腹いっぱいになるくらいの内容で、実技を始めるまでに既に2時間近く経過していました。

 

少しの休憩を挟み、後半は実技開始です。

ウレタンの種類の説明や、どのような組み合わせで最適な座り心地を生み出すかなど、サンプルを用いて実際に座ってみて

感覚をつかんでいきます。

P_20170701_145401P_20170701_143003P_20170701_142926P_20170701_145137

一通り説明をして頂いた後で、実際にお手本を見せて頂きました。

P_20170701_153410P_20170701_153834P_20170701_154415P_20170701_154249P_20170701_154203P_20170701_154725

あっという間の職人技!

逆に参加者はここからが悪戦苦闘の始まりでした。

簡単に張っているようでいて、R部分のシワを取るところや、どこからタッカーを打ち始めればいいかなど

目で見て技を盗もうと思うがそんな簡単にいきなり出来る訳もなく、打っては抜き、打っては抜きの繰り返し。

その証拠に極端に写真が少ないです。はじめのところだけで、後は張りに集中していました。

その合間に、ミシンでの縫製も実演して頂きました。

P_20170701_160514P_20170701_135553P_20170701_155822

この時点で既に17時頃でした。それでもまだまだ悪戦苦闘中!

仕事を終えたさかとういすのスタッフの方が応援に駆けつけてくれました。

日中は工場見学でお仕事の邪魔をしてしまい、さらに仕事終わりでお疲れだと思うのに、

嫌な顔一つせずに、丁寧に教えて頂きました。(すばらしい職人さん達です!)

やっぱり職人さんは違います!目の前で実演してもらってわかったつもりになっているのに、自分がするとそのようにならない。

本当に充実した勉強会を過ごさせて頂きました。

さかとういす代表の 阪東さん、スタッフの皆さんには本当に感謝、感謝です。

すばらしいスタッフと共にお仕事をされているんだなぁとというところも見ることができ、本当に良かったです。

本当にありがとうございました。

カテゴリー: 2017年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 8:49:35 2017/7/19 水曜日

撥水セラミック塗料の勉強会の報告

『撥水セラミック塗料の勉強会』を開催して頂きました。

tatara撥水セラミック塗料とは、徳永家具工房さんが開発したオリジナル塗料で、今回は担当の佐々木さまのご好意により、

勉強会を開催して頂く運びとなりました。

まずはtatara撥水セラミック塗料とは何ぞや?ということを教えて頂きました。

撥水セラミック塗料という言葉を聞くといったい何なのか?となったのですが、一般的にガラス塗料と呼ばれている

物に属するとのこと。

詳しい内容については『tatara撥水セラミック塗料』のホームページを見て頂くのが一番だと思います。

成分などの難しい内容はなかなか理解できるものではありませんが、お風呂場のすのこの話しを聞いた時に、

水に強いと言われるチークよりも杉で作ったすのこにtatara撥水セラミック塗料を塗った物が3年半経っても

黒カビなどが生えず作った時のままで、杉のにおいも保たれたままということには驚きました。

この撥水セラミック塗料の凄さが伝わるとてもわかりやすい例であると思います。

また、食品安全基準をクリアーしているところも魅力の一つです。

前半は塗料についての座学で、撥水セラミック塗料関して説明を受けたあと、

待ってました、後半は実技の時間です。

6種類ある塗料を実際に木材サンプルに塗布させて頂きました。

P_20170415_150447 P_20170415_151145 P_20170415_152851 P_20170415_153909P_20170415_150513

この塗料は基本3回塗りで完了ということですが、オイルなどと違う点は、一晩乾燥させることなく1回目の塗料が浸透したら(目安として約10分から15分)、

即二回目を塗り重ね、また浸透したら3回目と塗り重ねていくことで、完了となる。

作業性はとてもいいように感じました。しかも塗りムラも全くと言っていいほどわからないので、そこまで神経質になることはないように思います。

小さいサンプルへの塗布でしたので、実際に大きい物に塗布するとなるとどうなるか、色々試しがいのある塗料であると思います。

 

今回の勉強会の講師を快く引き受けて下さった tataraの佐々木さんと、佐々木さんに声かけしてくれた賀來さんに感謝です。

ありがとうございました。

 

※木工家ネットには2016年12月13日付[wwn:01438]ガラス塗料講習会の資料と画像として紹介されています。

https://groups.google.com/forum/#!topic/kagukoubou/jdv03a5yCcY

カテゴリー: 2017年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 2:02:04 2017/4/25 火曜日

ウレタン塗装 鏡面仕上げ(バフ仕上げ)勉強会の報告

前回のウレタン塗装勉強会の時に、次は鏡面仕上げの勉強会をしよう!と提案して下さった

サンユーペイントさんのおかげで、先日鏡面仕上げの勉強会が実現しました。

この日は木の仕事の会 会員のあん巣木工所さんで勉強会が行われました。

日にち/6月12日(日曜日)
場所 あん巣木工所
http://www.andsmokkou.net/
大阪府寝屋川市仁和寺本町5-3-4

 

今回は、MDF材に木目調や石目調の柄が印刷された物に、ウレタンフラットを塗装した物を用意して頂き、

参加者全員がバフ仕上げ体験をさせて頂くという、至れり尽くせりの勉強会でした。

P_20160612_130151

まず800番からサンダーを使ってサンディング。その後1300,2000番と番手上げて研磨していきました。

P_20160612_132035P_20160612_134026_HDR

その次はバフ研磨です。写真の研磨剤とポリッシャーを使用して磨いていきます。

P_20160612_134029_HDRP_20160612_160709P_20160612_155436P_20160612_143542_HDR

初めてのバフ研磨でしたがなかなかうまくいったように思います。

しかし素地研磨が不十分な物は、いくら行程を進めていってもきれいな鏡面には仕上がりませんでした。

何事も下地が大事という事を改めて感じる事が出来ました。

P_20160612_140800_HDRP_20160612_154855

この日はみんな熱心にサンユーペイントさんの話しに耳を傾け、一心不乱にバフがけをしていました。

とても有意義な勉強会になったと思います。

サンユーペイントさんありがとうございました。

場所を提供して下さった『あん巣木工所さん』ありがとうございました。

勉強会でありながら、工房見学も出来る勉強会はとても楽しいです。

次回はどんな勉強会が開催され、どなたの工房に行けるか楽しみです。

 

 

カテゴリー: 2016年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 21:20:33 2016/6/30 木曜日
次ページへ »

木の仕事の会

HTML convert time: 0.652 sec. Powered by WordPress 5.1.16