木の仕事の会は、木工を生業とする、またはそれを目標とする個人・団体の集まりです。

『椅子張り職人に学ぶソファ設計の極意』

「椅子張り職人に学ぶソファ設計の極意」レポート
勉強会「椅子張り職人に学ぶソファ設計の極意」
‏講      師: 阪東 隆さん(株式会社 さかとういす 代表)
‏開催日時: 2019年11月4日(月) 開催場所:ブリコラージュ ショールーム

‏<内容レポート>
‏1、座学
‏ソファを製作するにあたりデザイン、設計をする訳であるが、張りを椅子張り職人に依頼する場合には内部構造を理解する必要がある。

‏軟質、硬質のウレタンをそれぞれ指定し、仕上がりラインからウレタンを引くと木部のラインが残る。
‏木部下地において、座面と背の接点には「入り隅」ができ、その入り隅には必ず裏側から生地を引っ張ることができる隙間を設ける必要がある。

‏その他、参加者からの質問が多数あり、椅子のクッション座面を薄く見せる方法やパイピングの埋め込み方法、ポケットコイル、Sバネなどの選択、使用感など木工を専業としている者にとってなかなか知ることができない知識を得ることができました。

‏2、実演
‏1/2サイズのソファーの下地(木部)にウレタンを実際に入れてから生地を張っていくところ見せて頂きました。
‏実際に張る工程を見ることで、アーム部分の接合方法など、構造の理解が深まりました。

3、ワークショップ
‏参加者が実際にスツールにクッションと生地を張ったものを持参し、阪東さんに綺麗に見えるタッカーの打ち方など、修正点をレクチャーして頂きました。

さかとうさんありがとうございました。

今回のレポートは会員の深見さんにまとめて頂きました。






カテゴリー: 2019年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 21:17:37 2019/12/10 火曜日

木工塗装に関する勉強会

●木工塗装に関する勉強会を開催しました。

日時:2019年9月29(日) 13:00〜

場所:ブリコラージュhttps://www.jimoto-navi.com/bricolage/

講師:水谷 穣さん(キャピタルペイントhttps://www.capitalpaint.jp/gaiyo.html)
2011年の3月の勉強会の講師としてご登壇いただいた
キャピタルペイントの水谷さんを再度お招きさせていただきました。

<内容>

  1. 木工塗装仕上げと塗料の種類
    塗装仕上げの種類について
    木工塗料の種類と特徴について
    塗装工程とその目的について
    着色剤の種類と着色方法について
  2. 最近の木工塗料の動向
    オイル~水性~ガラス塗料等

木工全般において、オイル塗装の中でもウレタンオイルで、(オリオ2) といえば知らない人は少ないのではないでしょうか。
今回は8年ぶりとなりますが、再度キャピタルペイントの水谷さんをお迎えして、新しい情報も交えて、塗装、塗料に関する勉強会を開催させて頂きました。

今回の勉強会は、会員以外の方にも参加して頂けるようにと、会の活動を知って頂くことも含めて、外へ向けて発信しました。

会員以外の方にもたくさん参加して頂き、木工の視点とは違った質疑などもあがり、とても有意義な時間になったと思います。

木工において最終行程となる塗装ですが、この行程の良し悪しでそれまでの努力が水の泡になることもありますし、さらに1段階2段階も良い物になる重要な行程です。

今回の勉強会を通して塗料の特製と木材との相性など、より一層知識を深めることで、お客様のことを考えたものづくりに繋がっていくのではないかなと思います。

今回の勉強会を通じて塗装の奥深さ、重要性を再確認すると共に、常に探究心を忘れず学ぶことが大切だなと感じた一日となりました。

キャピタルペイントの水谷様ありがとうございました。


カテゴリー: 2019年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 0:27:31 2019/10/17 木曜日

第2弾 旋盤体験会

今回は、4月7日(日)に旋盤の機械や道具の説明会+プチ体験の勉強会を    ナカジマウッドターニングスタジオさんに開催して頂いた続編で,実際に    旋盤の機械を使って作品を作ってみようという勉強会に参加しました。

開催日:2019年5月30日(木)
場所:ナカジマウッドターニングスタジオ              https://www.nakajimawoodturningstudio.com/
580-0042
大阪府松原市松ヶ丘3-610-1

下記の内容で体験をさせて頂きました。

午前の部
縦木でボールペンまたはハニーディッパーを製作

午後の部
小皿(Φ120mm程)を製作

第一回目の勉強会の時は、旋盤の機械などについての説明や、デモンストレーションが主だったので、自ら手を動かすことはありませんでした。
そのために開かれた第二弾体験会でしたが、前回デモンストレーションを見せて頂いてた感じで、さーっと削っていけるような感覚になってしまっていました。

ところが、いざやってみると思ったように手は動かず、さーっとはいきません。
木工に携わっているので木の削れる感覚は多少分かるのですが、旋盤は初めての感覚でちょっとずつしか削ることが出来ず、ボールペン一本仕上げるのに結構時間がかかってしまいました。

それでもナカジマウッドターニングスタジオさんでは専門のスタッフさんが親切に教えて下さるので、そこまで手こずることなく午前中を終えることが出来ました。

午後からは小皿の製作です。

スタッフさんがまず始めにお手本となるところを見せてくれるのですが、あっという間に板材からお皿へと形を変えていきました。

刃物を材に当てる角度や、送っていく速度、押し当てる強さなど感覚のつかめてない初心者ではさすがにそのようにはいかず、午前と同じくちょっとずつ削り進めていく感じでした。

途中で何となく削る感覚をつかめるようになってきて、削るのが楽しくなり夢中になっていると…危ないところでした。お皿の底が4〜5ミリぐらいになっており、危うく貫通してしまうところでした。
それでも親切なスタッフさんに助けられ、参加者それぞれ完成させることが出来ました。

三者三様のお皿たち
お皿たち 別角度から
ハニーディッパーというもの。あまり日本では馴染みがないかも…
ボールペンとハニーディッパー

ナカジマウッドターニングスタジオのみなさま貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。

カテゴリー: 2019年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 22:48:29 2019/6/16 日曜日

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