木の仕事の会は、木工を生業とする、またはそれを目標とする個人・団体の集まりです。

チップソー勉強会

2017年9月27日平野区にあるチップソーの研磨・製造をされている神谷機工様を訪問しました。

本社
〒547-0033 大阪府大阪市平野区平野西4-10-23
TEL:06-6702-3022  FAX:06-6702-3017

本社工場
〒547-0033 大阪府大阪市平野区平野西4-7-8
TEL:第1G.06-6702-3020/第2G.06-6702-3070  FAX: 全G共通.06-6702-3039

神谷機工様は普段の仕事に欠かせないチップソーの刃を初めとする工業用刃物の製造の他、刃の再研磨の依頼を受けておられます。

代表の神谷社長から刃物の歴史を交えながら、会社設立から現在までの歩みをお話頂いた後は、2チームに分かれて工場内を見学させて頂きました。

材料からのレーザーカット、刃のろう付け、刃の切削角度に合わせた研磨など、普段は見る事が出来ないチップソーの製造工程を見せて頂きました。
微妙な歪みは職人さんの手仕事で直されているようでした。

従業員の方々におかれましても、作業中の中、丁寧に説明して頂き、通る度に明るく挨拶してくださったのが大変印象的でした。

見学終了後は、参加者から実際に使っている刃物に関する質問・相談を受ける時間を設けて頂きました。

神谷社長始め、神谷機工の従業員の皆様ありがとうございました。

カテゴリー: 2017年度事業,お知らせ — 三木一成 @ 12:52:36 2017/9/28 木曜日

「角Rを含んだ座面のボーズ張り体験」勉強会

株式会社 さかとういす さんで座面のボーズ張り勉強会を開催して頂きました。

開催日:2017年7月1日(土)

開催場所:株式会社 さかとういす  http://www.sakato-chair.com/
●勉強会
「角Rを含んだ座面のボーズ張り体験」

講師: 阪東 隆さん(株式会社 さかとういす 代表)
<内容>
・ボーズ張りの作業工程を教えて頂き、実際にウレタンの選択の仕方、
布地の裁断、張り込みのこつ所などを教えて頂きます。
角R(100R程度)部分と直角部分の納め方、張り方を教えて頂きます。

・工場の見学をさせて頂く中で、機械や道具など様々な疑問に関して質疑させて頂き、椅子張りについて学ばせて頂きます。

 

 

今回は、株式会社 さかとういす代表の阪東 隆さんのご好意で勉強会を開催して頂く運びになりました。

まずは開催前の挨拶から始まりましたが、なんせ盛りだくさんの内容ということもあり、短めに済まさせて頂き

早速工場見学からスタートして頂きました。

工場見学を進めていく中で、初めて見る物、聞くこと、興味を持ったことについて、その都度質疑させて頂き、

阪東さんに教えて頂くという形で、進めて頂きました。

 

さかとういすさんは3階建ての工場で、1階にはNCの裁断機、2階には事務所とミシンの縫製場所、

3階はウレタンの接着材吹き付けと、職人さんの張り込み作業場所となっていました。

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見学が始まると参加者全員初めてのことが多く、阪東さんへ質問攻めでした。

工場見学だけでもお腹いっぱいになるくらいの内容で、実技を始めるまでに既に2時間近く経過していました。

 

少しの休憩を挟み、後半は実技開始です。

ウレタンの種類の説明や、どのような組み合わせで最適な座り心地を生み出すかなど、サンプルを用いて実際に座ってみて

感覚をつかんでいきます。

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一通り説明をして頂いた後で、実際にお手本を見せて頂きました。

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あっという間の職人技!

逆に参加者はここからが悪戦苦闘の始まりでした。

簡単に張っているようでいて、R部分のシワを取るところや、どこからタッカーを打ち始めればいいかなど

目で見て技を盗もうと思うがそんな簡単にいきなり出来る訳もなく、打っては抜き、打っては抜きの繰り返し。

その証拠に極端に写真が少ないです。はじめのところだけで、後は張りに集中していました。

その合間に、ミシンでの縫製も実演して頂きました。

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この時点で既に17時頃でした。それでもまだまだ悪戦苦闘中!

仕事を終えたさかとういすのスタッフの方が応援に駆けつけてくれました。

日中は工場見学でお仕事の邪魔をしてしまい、さらに仕事終わりでお疲れだと思うのに、

嫌な顔一つせずに、丁寧に教えて頂きました。(すばらしい職人さん達です!)

やっぱり職人さんは違います!目の前で実演してもらってわかったつもりになっているのに、自分がするとそのようにならない。

本当に充実した勉強会を過ごさせて頂きました。

さかとういす代表の 阪東さん、スタッフの皆さんには本当に感謝、感謝です。

すばらしいスタッフと共にお仕事をされているんだなぁとというところも見ることができ、本当に良かったです。

本当にありがとうございました。

カテゴリー: 2017年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 8:49:35 2017/7/19 水曜日

撥水セラミック塗料の勉強会の報告

『撥水セラミック塗料の勉強会』を開催して頂きました。

tatara撥水セラミック塗料とは、徳永家具工房さんが開発したオリジナル塗料で、今回は担当の佐々木さまのご好意により、

勉強会を開催して頂く運びとなりました。

まずはtatara撥水セラミック塗料とは何ぞや?ということを教えて頂きました。

撥水セラミック塗料という言葉を聞くといったい何なのか?となったのですが、一般的にガラス塗料と呼ばれている

物に属するとのこと。

詳しい内容については『tatara撥水セラミック塗料』のホームページを見て頂くのが一番だと思います。

成分などの難しい内容はなかなか理解できるものではありませんが、お風呂場のすのこの話しを聞いた時に、

水に強いと言われるチークよりも杉で作ったすのこにtatara撥水セラミック塗料を塗った物が3年半経っても

黒カビなどが生えず作った時のままで、杉のにおいも保たれたままということには驚きました。

この撥水セラミック塗料の凄さが伝わるとてもわかりやすい例であると思います。

また、食品安全基準をクリアーしているところも魅力の一つです。

前半は塗料についての座学で、撥水セラミック塗料関して説明を受けたあと、

待ってました、後半は実技の時間です。

6種類ある塗料を実際に木材サンプルに塗布させて頂きました。

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この塗料は基本3回塗りで完了ということですが、オイルなどと違う点は、一晩乾燥させることなく1回目の塗料が浸透したら(目安として約10分から15分)、

即二回目を塗り重ね、また浸透したら3回目と塗り重ねていくことで、完了となる。

作業性はとてもいいように感じました。しかも塗りムラも全くと言っていいほどわからないので、そこまで神経質になることはないように思います。

小さいサンプルへの塗布でしたので、実際に大きい物に塗布するとなるとどうなるか、色々試しがいのある塗料であると思います。

 

今回の勉強会の講師を快く引き受けて下さった tataraの佐々木さんと、佐々木さんに声かけしてくれた賀來さんに感謝です。

ありがとうございました。

 

※木工家ネットには2016年12月13日付[wwn:01438]ガラス塗料講習会の資料と画像として紹介されています。

https://groups.google.com/forum/#!topic/kagukoubou/jdv03a5yCcY

カテゴリー: 2017年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 2:02:04 2017/4/25 火曜日

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