木の仕事の会は、木工を生業とする、またはそれを目標とする個人・団体の集まりです。

2013年度 総会と勉強会

4月5日(土)木の仕事の会の総会と勉強会が開催されました。

ここ数年で総会と合わせての勉強会が定着してきました。

総会では、会計報告と2014年度の運営方針、木の仕事展について話がされました。

総会後の勉強会は、

「勝手に技術公開講座 食卓椅子をいかに簡単に作るか」
講師: 齋田 一幸さん (工房 齋)
http://www.kobo-itsuki.net/

齋田さん

「椅子のプロトタイプの読み方と設計への落とし込みかた」
講師: 賀來 寿史さん

賀來さん

の2本立てでした。

とても参考になり、勉強になりました。  ありがとうございました。

カテゴリー: 2013年度事業,お知らせ,勉強会 — 城森 陽介 @ 18:09:01 2014/4/5 土曜日

木の仕事展`13 開催のお知らせ

展示会情報 木の仕事展’13

「使い手と作り手の顔の見える物づくり」をテーマに開催してきた「木の仕事展」。
今年は家具を扱う店舗が数多く立ち並ぶ枚方家具団地で開催します。
家具に出会う町で、木の家具に触れながら作り手との交流を深めていただければと思います。

http://kagumachilab.tumblr.com/post/66450322753/13

■会期 2013年11月9日(土)〜24日(日)
(土日のみ開催)土曜日12時〜20時/日曜日11時〜19時

■会場 家具町LAB.
大阪府枚方市長尾家具町2丁目15-2家具町ハイツ105
https://www.facebook.com/kagumachilab

■出展者
池田耕太郎、賀來寿史、久代昇男、城森陽介
多治見正勝 南部和幸 松下由典

■主催 木の仕事の会 http://kinosigoto.kinokoubou.jp/

■お問い合わせ 木の仕事展 事務局 賀來寿史 kaku@kinokoubou.com

17日(日)は、「家具町LAB.cafe」と称して、「家具町LAB.」のマスター賀來がコーヒーとおやつをふるまいます。
皆さん、交流がてら遊びにいらしてください。

DMomoteDMura

カテゴリー: 2013年度事業,お知らせ,木の仕事展 — 城森 陽介 @ 8:40:35 2013/11/10 日曜日

木の仕事展IN東海 2013 開催のお知らせ

木の仕事展IN東海2013開催のお知らせ

このたび 「木の仕事展IN東海2013」 を開催する運びとなりました。
木の仕事展IN東海は、「木の仕事の会」の会員有志による合同展示会の東海地区バージョンで、今回は10名の木工家がそれぞれ手作りした家具や小物を展示販売いたします。
ぜひご来場いただき、十人十色の作風をお楽しみください。

木の仕事展IN東海2013
会期 2013年10月18日(金)~20日(日)
   10:00~18:00(最終日は17:00まで)
会場 東桜会館 1階ギャラリー
   名古屋市東区東桜2-6-30
   052-973-2223
アクセス
 地下鉄の場合
   東山線「新栄町」1番出口徒歩5分 桜通線「高岳」3番出口徒歩3分
 お車の場合
   名古屋高速都心環状線 東新町出口すぐの信号を左折200m
   国道153号線「芸術創造センター前」信号を西へ100m
     東桜会館地下に駐車場があります。
     警備員さんに「展示会を見に来た」と伝えて入庫してください。
     (台数制限のため入庫出来ない場合もあります)
出展作家(五十音順)
   久代昇男 工房昇楽
   齋田一幸 工房齋
   多治見正勝 家具工房 華 
   千葉研二 木工房 千葉
   中井智章 中井木工
   中村哲朗 工房てつ
   中村幸人 クラフト「kopisu」
   服部篤  木工房ろくたる
   伴野紀行 伴野木工房
   福岡幹夫 家具工房 Trunk(トランク)

 

DM表面はこちら

DM裏面はこちら

カテゴリー: 2013年度事業,お知らせ,木の仕事展 — 城森 陽介 @ 23:36:06 2013/10/5 土曜日

2013年 サマースクール

今年も浜田工房さんでサマースクールが開催されました。

今年制作した課題はといいますと、四方転び等の穴開けを

デジタル角度計とレーザーラインを 使って加工する治具の製作でした。

さて一体どんなものを作ったかといますと、このようなものです。

__ 1

__ 2

ボール盤の上で前後、左右に角度が付けられるベースの板と、穴を開ける交点が

すぐにわかるレーザーがあり、あらゆる角度の穴あけが可能になります。

今回一番驚いたのは、市販のレーザーポインターと、アクリの丸棒を使って、

レーザーラインを自作したことです。まさか作れるとは思いもしませんでした。

この治具を活用していろいろ制作に励みたいと思います。

浜田工房さまありがとうございました。

カテゴリー: 2013年度事業,勉強会 — 城森 陽介 @ 23:39:02 2013/9/6 金曜日

木工機械メンテナンス勉強会

6月17日(月) 木工機械メンテナンス勉強会が開催されました。

木の仕事の会の中井木工さんの工房で開催されました。

今回勉強会で主に指導して頂いたのは、自動一面カンナ盤と手押しカンナ盤についてでした。

まずは自動一面カンナ盤

木を削って悩まされるのがハナオチです。その主な原因はどこにあるのかというと

定盤のガタつきにあるそうです。下の写真に見られるように定盤を固定しているカミソリ部分のボルト調整です。ここに遊びがありすぎると材料の通り始めや抜け切る時に定盤が傾いてハナオチを起こしてしまうとのことでした。

機械メンテ 004  ではどのようにして調整していくのかというと、機械を製造するときには必ず基準となる面を設けているので、そこに合わせるように定盤の調整を行うとのこと。

 

 

 

 

 

 

下の写真のように『ストレートエッジ』を使用して定盤の傾きをチェック!ストレートエッジは松井精密の物を使用されていました。

機械メンテ 010

 

 

 

 

 

 

 

 

 中井木工さん所有の自動カンナは上の蓋を開けた時の本体の上端だそうです。中古機械だと、ここにもべったり塗料が塗られていたりするので、その時は塗料を落とすことが必要です。中井さんも塗料を削り落としたそうです。

 前後の傾きはカミソリ部分のボルトを締め込んだり、緩めたりして調整。手で締めて止まるくらいの強さなので、スパナなどで締め込みすぎると故障の原因になるそうだ。

機械メンテ 007 一箇所ずつ順に調整していきます。私の工房の自動はボルトが3本でした。メーカーによって作りが違うので一概にこうだとは言えないですが、基本は同じとのこと。

ボルトが前後4箇所のものもあれば、片側はボルトがなくどちらか一方で調整するものもあるみたいです。これまた私の工房のものは3箇所と違っていました。

 

 

 

左右の調整は定盤下の支えているボルトの上下で調整するそうです。

機械メンテ 028こちらの写真は、私の工房のものですが、多分基本構造はどこも一緒なのではないでしょうか。

 

 

 

上の写真からも分かるかと思いますが、左はボルト3本なのに対し、右はボルトがないです。もしかしたら、メモリのプレートを止めているボルトがその用途を兼ねているかもしれませんが、わかりません。

 

調整の基本は下から上へという順番でやっていくそうです。定盤が決まれば、次はローラーの調整、押さえの調整をしていきます。

機械メンテ 014

機械メンテ 015

 

 

 

 

二本の同じ厚みの角材を使い左右のローラーの調整をします。           

ざっとこんな感じです。

ここまでで、かなりの時間費やしてました。聞きたいことはたくさんあリますが、次の手押しカンナ盤へ

手押しカンナ盤にも種類があり、今回はスライド式で講義していただきました。

当工房にはスライド式のものがあるので、よかったです。他にはくさび式とリンク式というものがあるみたいです。

手押しカンナ盤は自動に比べるとまだわかりやすいのかなと思います。

機械メンテ 019こちらもまず定盤の状態をチェック

手前の定盤は削る厚みを調整したりするので動かすことが多いので調整は奥の定盤で。 

手前の定盤を基準にねじれや水平度をチェックし、奥の定盤のスライドして稼働する部分にかまし物をして調整します。何を使うといいかという参考で下に写真載せておきます。

 

 

 

刃口部分の微妙な調整は定盤を削って調整。中井さんは平面の出ているダイヤモンド砥石で調整されたそうです。ごくわずかの場合なので勘違いしないように。

極端にひどい場合は機械屋さんに出してフライス加工で平面を出してもらってからの調整するほうが望ましいです。

定盤の水平度は写真のように目で透かしてみて前後の定盤に写る景色が歪んでいなければOKということでした。もちろん刃口部分をストレートエッジで確認してから目で見るんですが。

長尺のストレートエッジなどを持っていればそれで見ればいいのですが、かなりの高価なものなので個人工房では現実的ではないですね。

工場出荷時での機械加工の制度の問題や鋳物なので多少経年変化していたり、使用頻度が高く摩耗して減っていることもあります(中古機械の場合)ので単純にはいかなさそうですが、どこを調整すればベストになるか考えて行くことが大事だと思いました。

機械メンテ 013

フィラーテープという商品名でいろんな厚みがあるようです。

 

 

 

一日あっという間に終わってしまいました。

中井さんと勉強会の企画をしてくれた齋田さんに感謝です。それと齋田さんお世話になっているヨシダ機械さんも当日来てくださっていて補足の説明などをしていただきとても充実した勉強会となりました。

ありがとうございました!

 

機械メンテ 023おまけですが… 

途中シリコーンスプレーの話になりヨシダ機械さんがちょうど持ってこられていた、塗装に影響しないものということで教えていただきました。

 

 

齋田さんのブログ

カテゴリー: 2013年度事業,勉強会 — 城森 陽介 @ 19:44:31 2013/6/19 水曜日

デジカメ撮影の勉強会

4月13日(土) デジカメ撮影の勉強会が木の仕事の会の総会後に開催されました。

講師は多田 ユウコさん(多田ユウコ写真事務所)をお迎えし、自分が日頃使っているデジカメを使って、家具などを、より綺麗に撮影する方法などをご教授いただきました。

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画像 334

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きちんとカメラをセッティングして、きちんと正面から撮影することから、画像をより良く見せるレタッチの基礎までを学びました。

カテゴリー: 2013年度事業,勉強会 — 谷本 @ 15:22:18 2013/4/14 日曜日

木の仕事の会

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